とても５月とは思えないほど寒かったです。

雨に濡れては乾き、濡れては乾きを繰り返した体は芯から冷え
ホーム側ゴール裏の席を確保した後、
通路で雨をしのいでじっと座っていると
自然に体がガタガタ震えてきました。

それでも、身内が突然泊まりにきていたあたしは
開門ちょっと前に到着し
早朝から何時間も雨中を並んでいてくれた仲間に合流させてもらったので
とても楽をさせてもらいました。

みんな、風邪ひいてなきゃいいんだけど‥。

そして予想どおり、試合内容も
雨の冷たさ、気候の寒さに負けず劣らず
ものすごく寒かったです。

この試合、引き分けでも優勝できるスコットランドは
ほとんど攻めてきませんでした。

あれで、失点せずによく守りきったとか
守備はよくやったとかって満足されてもねぇ･･････。

その相手に対し
日本は「きれいに中盤をパスをつなぎ」と言うと聞こえはいいけど
要するに、バックパス、よくてカニのような横パスを繰り返し
やっと入った縦パスはことごとく高い相手に跳ね返され
黄色い壁をこじ開けられず。

体格が、高さも幅も厚みも圧倒的に違う。
本気でぶつかったら、勝てるわけがない。
ヘタして怪我したら馬鹿馬鹿しい。
だから、あんまり接触プレーはしないでおこう。

そんな雰囲気が感じられる選手もいたし
何より、大会前には「優勝しにいく」と言っていた監督が
何を目標に戦っているのか、全く見えない。

とてもワールドカップ直前のナショナルチームとは思えない
ぬるくて寒い試合でした。

こんなので、点を取れるわけがない。
せいぜい引き分けがいいとこだろうな。

そう確信して、後半早い時間に早退しました。

来客があったので、帰りのラッシュ前には帰りたかったし
何より、それでも見ていたい、応援したいと
全く思わせてくれなかったから。

後半開始２０分ぐらいで早退したんですが
驚いたことに、同じように帰る人が続々といました。

普通に、道路は帰る人でびっしり埋まってました。

駅に向かう途中、何度か歓声が聞こえました。
どよめき、そして落胆･･･というムードが伝わってきました。

電車の中で、携帯で確認したら、想像どおり０−０。

さらにがっかりしたのが、監督のインタビュー。
内容には満足してるそうで､､､。
これ聞いて、さすがにぶっ飛びました･･･。（涙）

冷たい雨の中、ずっと声を切らさずに応援し続けたサポーターは
試合前の豪華なイベントを見るために
チケットを買ったわけではありません。

袴田くん、池谷、ショウエイ、しずちゃんたちも
雨の中をがんばってくれて、素晴らしかったけど

郷ひろみの日本代表仕様のジャケットも
それはそれで徹底してて素晴らしかったけど

現地で応援していたサポーター
ＴＶの前で応援していたサポーター
それぞれの思いに、監督は、選手たちは
応えてくれたのでしょうか。


この試合、早く帰った人が「勝ち組」だよって
最後まで見守った友人たちからメールをもらいました。

何年も何年もずーっとあたしたちの中にあった代表への熱い思いを
こんなにも凍りつかせてしまった今のジーコジャパン。

この２試合の結果は、既にある自分の頭の中の決定には
何も影響しないと言い切った監督。

その監督と、明日発表される２３人に全てを託して
あとは見守るしかありません。

ドイツでの試合を、どんな思いで見るんだろうか。
６月の自分を、まだ想像できないでいます。


なんとっ！増嶋ユニの人発見！　もちろん激写♪



　　　　　　

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