ドイツワールドカップが終わって一息ついて
「日本代表を振り返る」とか「ワールドカップ総括」とか
はたまた「中田英寿特別番組」なんてのがありました。

時間の許す限り見るようにしていますが
今日の「情熱大陸」は、残念ながら見逃してしまいました。

選手、監督、戦術などを批判することは一切なかったというツネの番組。
見たかったなぁ。

その前日のヒデの特番は、結構楽しみにしていたのですが、見て正直がっかりしました。

ヒデとその他２２人というような
昨今の偏った世の中の風潮にすっかりうんざりしていたので
それをきちんと払拭してくれるフラットな視点での番組を期待していましたが
結局、その路線はそのまんまだったと感じました。
あの局のサッカー番組の創り方に期待してはいけなかったということでしょうか。

そして、最後の最後に出てきた浩二。
なんだかとても違和感がありました。
まるで浩二以外はみんなダメだったと、ヒデが不合格の烙印を押したような印象で終わってしまった。

もちろんそんなつもりはなかったのかもしれないけど
とても中途半端な後味だけが残りました。

誤解されると不本意なので一応弁解しておきますが
決してヒデや浩二やその他の誰かがどうこう言いたいわけではなくて
あくまでも、番組として感じたことです。

誰が悪くて、誰がかわいそうで、誰が正しいなんてことは
メディアから押し付けられて思うことではなく
真実のみの報道から、視聴者が自分で感じ取るべきことだと思います。

２３人いれば、２３通りの真実があるはずです。
１人、２人だけ取り上げて「言ったもの勝ち」というのはどうなんでしょう。

一部の人だけが無責任な記事を書いたり、適当なコメント発言したりしているのかもしれないけど、サッカー選手はアイドルじゃない。
芸能と同じ扱いはやめてほしい。

サッカーなんてほとんど知らないようなタレントが、４年に１度、いきなりユニフォームを着て意味不明のお祭り騒ぎをしたりする必要は、全くないと思います。
特殊なフィルターがかかった番組づくりはもうたくさんです。

今後は、創る人、書く人、発信する人、みんな含めて
もっと自分の仕事に責任とプライドを持ってほしいと思います。

その点、スカパーの「ドイツを斬る！」という番組や、金子アナがサッカー協会の岡野氏たちに延々とインタビューしている番組などは、とても見ごたえがありました。

それぞれがサッカーのスペシャリストである経験豊富な出演者の方々が率直な意見を言ってくれるので、納得できることが多かった。
ただやはり、試合直後などと比べるとかなり口調はソフトになってきてましたけどね。

いろんな番組を見てて思うのは、これからは見る側、読む側のあたしたちも、もっともっと賢くなって洗脳されないようにしないといけないな、ということです。



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